性病検査を詳しく解説病気別の検査方法やQ&Aなど
皆さまの「性病検査の身近なギモン」に、わかりやすくお答えします!
性病(性感染症)の種類ごとに、検査法のくわしい解説もあります。
性病検査とは
主な性病検査項目
性行為によって感染する、性器クラミジア感染症・淋菌感染症・HIV感染症・梅毒等の性感染症、一般には「性病」と呼ばれる病気の検査のことをいいます。これらは、同じ感染経路をたどって同時に複数の病原菌に感染することもあるため、感染機会があった場合は、複数項目の性病検査を受けることがおすすめです。
代表的な検査法
検査項目や採取した検体の種類によって、様々な検査法があります。例えば、クラミジア・淋病の検査では、女性は腟分泌液(おりもの)、男性は尿、咽頭検査はうがい液をそれぞれ採取し、PCR法等の核酸増幅法を用いた検査を実施します。ここ数年では、男性の尿道炎の起因菌となるマイコプラズマ・ウレアプラズマの核酸増幅検査も広がっています。また、HIV感染症・梅毒・B型肝炎・C型肝炎の検査では、男女共に血液を採取し、CLEIA法等の化学発光酵素免疫測定法を用いた検査やPA法等の粒子凝集反応、即日検査としてはイムノクロマト法を用いた検査を実施します。特にHIV感染症に関しては、スクリーニング検査/確認検査という二段階の検査を用いて診断を進めます。
性病検査の大切さ
性感染症は無症状であることが多いものの、早期発見・早期治療することにより、その人自身の重症化を防いだり、パートナーへの感染や母子感染を防ぐことができます。つまり、感染機会があった場合は「早めの性病検査」がとても大切です。
日本国内では、オーラルセックスによる咽頭を介したクラミジア・淋菌の広がりが懸念されてきた中で、梅毒の感染者が若い女性を中心に、わずか7年で9倍と急増しています。また、HIVの新規感染を抑えるため、国としてもHIV検査を広げる取り組みが進んでいます。平成30年1月に「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針」と「性感染症に関する特定感染症予防指針」の5年おき改正が行われ、この中では医療機関連携を重要視した上で郵送検査の位置付けが進んできています。
性病検査の受け方は
一般的には、女性は婦人科、男性は泌尿器科などの医療機関で受けることができ、特にHIV検査は保健所でも受けられます。
ただ、検査を受けたいと思っても、明らかな症状が出ていない時や性感染症に特化した医療機関が身近に無い場合は、受診しづらさを感じることがあります。また保健所でも、検査実施日が限定されていたり事前予約が必要な所も多く、さらに知り合いに会う可能性等プライバシー面の不安など、様々な制約を感じて検査を受けづらい場合があります。
そのような中で、STDチェッカーは、自宅に居ながら匿名の性病検査ができる利便性の高い郵送検査サービスです。性感染症の専門機関STD研究所として、専門員による相談や医療連携等の顧客フォロー体制を構築し、厚労省研究班のHIV郵送検査に関するブラインド調査(※)では、他社を凌ぐ検査精度が証明されています。
(※)厚生労働科学研究費補助金エイズ対策政策研究事業「HIV検査受検勧奨に関する研究」班によるHIV郵送検査ブラインド調査(2018年)より