梅毒検査の解説 こんな時におすすめ・Q&Aや検査法
梅毒は、ここが怖い!
- ・今、感染者数が急増しています!
- ・キスやオーラルセックスでも感染!コンドームだけでは予防できない。
- ・症状が出ても自然に消えたり、症状が出ないケースも。
梅毒検査は
こんなときにおすすめ
コンドームを使うのを忘れた!
一回の性行為における感染の可能性は20%以上 1) とも言われています。
パートナーが梅毒陽性!
梅毒はとても感染しやすい病気。パートナーが陽性と分かったら、ぜひご自身も検査をうけてください 。
キスやオーラルでも要注意
梅毒は、症状が出ている部分(病変部)との接触でも感染します。だから、キスやオーラル「だけ」でも要注意です。
ココが違う!
STDチェッカーの梅毒検査
早期に検出されるTP抗体を調べます
STDチェッカーの梅毒検査は、TP抗体を調べる検査です。感度の高いCLEIA法を用いており、感染の機会から早い段階から検出され始めるため、早期発見に役立ちます。
調べる対象
・血液中の「TP抗体」の有無を調べる検査です。
TP抗体とは:
梅毒の病原菌「トレポネーマ・パリダム(T.p.)」が侵入した際に、体内で作られる抗体です。感染歴がある方は、治癒していても陽性(+)とでる検査です。感染の経験がある方は、医療機関で検査を受けてください。
検査の時期
・感染の機会から1ヵ月後〜検出されはじめます。
・確実に感染していないことを確認するには3ヵ月経過後の検査をおすすめします。
検査物
- 血液
検査結果のとらえ方
- ・陰性(-):
- TP抗体は検出されませんでした。感染の機会から3ヵ月経過していれば、感染していないととらえていただけます。
- ・陽性(+):
- TP抗体が検出されました。梅毒に感染している可能性があります。感染歴がある場合は、治癒していても陽性と出ることがあります。
精度の高い機器での検査
検査機器による検査と手技による検査とあわせて実施。確実な結果をお伝えします。
最短翌日に結果がわかる
最短で受付の翌日に結果が分かります。
※休日を挟んだ場合や、他の検査項目とあわせて受ける場合は、もう少しかかります。
梅毒検査 よくある質問
- 梅毒はキスだけでもうつるのですか?
- 可能性はあります。梅毒の病原菌は精液・腟分泌液・血液だけでなく、症状が出ている場所(しこり・アザ・湿疹のような病変部)にも存在します。病変部は口唇や口内などにもできることがあり、また唾液からうつる可能性も指摘されているので、「キスだけ」でも要注意です。
- 梅毒のような症状があるのですが…
- 梅毒の症状は、他の病気の症状と共通しているものも多いため、症状だけで梅毒かどうかを判断するのは、医師であっても難しいものです。気になる症状がある場合は、自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。
- 梅毒は、感染の機会から3週間後に症状が出るとのことですが、とくにそのような症状は感じていません。検査を受ける必要はありますか?
- 梅毒は、感染しても全く症状を感じないこともあります。自覚症状が無くても、感染の機会があった場合は、検査を受けることをおすすめします。
- ネットで紹介されている治療薬で治るでしょうか?
- ウェブ上では、梅毒の治療薬が紹介されているかもしれませんが、お薬の用法・用量や服用期間などは、お客様のお身体の状態などによって変わってきます。ご自身の判断での服用は、思わぬ副作用の原因にもなりますので、避けてください。また、梅毒は充分な治療をしても、効果の確認に時間がかかることが多いので、定期的な診察や、別の検査法を用いた検査で、完全に治ったことを確認することが必要です。治療は必ず医療機関にて行ってください。
- 明らかに梅毒の症状が出ていても、検査で陰性(-)になることがありますか?
- 梅毒の検査は、感染の機会からすぐにできる検査ではありません。約1ヵ月後から血液中で抗体が検出され始めます。一方、梅毒の症状は、感染の機会から3週間後ぐらいで出ます。そのため、症状が出ていても検査で陰性(-)と判定される場合があります。明らかな症状がある場合は、必ず医療機関を受診なさってください。
- 健康診断で梅毒が陽性(+)でした。感染の心当たりは無いのですが、どうすればいいですか?
- 健康診断における梅毒検査は、スクリーニング検査(ふるいわけのための検査)と思われます。検査法によっては、偽陽性(実際は感染していないが陽性と出る)が多い場合もあります。まずは、医療機関を受診して、梅毒感染について、確定診断を受けて下さい。
- 梅毒の治療を受けたが、ちゃんと治っているか確認したい
- 梅毒は、充分な治療をしても、効果の確認に時間がかかることが多いので、定期的な診察や、別の検査法(STS法)を用いた検査で完全に治ったことを確認することが必要です。治癒の確認は、必ず治療を受けた医療機関にて行ってください。
梅毒の検査法について
梅毒の検査法には、色々な方法があります。それぞれ、検査の対象や方法、結果の意味合い、メリットデメリットがあります。
診断の目安
医師が梅毒を診断する際は、問診や診察に加え、TP抗原法とSTS法、2種類の検査法を組合せて診断します。
TP抗原法 | STS法 | 結果のとらえ方の目安 |
---|---|---|
陰性(-) | 陰性(-) | 感染していない 感染早期 |
陰性(-) | 陽性(+) | 感染早期 生物学的偽陽性 |
陽性(+) | 陽性(+) | 梅毒に感染している |
陽性(+) | 陰性(-) | 感染早期(※1) 過去に感染し、治癒している |
※1)近年の研究によると、感染早期の検査で<TP抗原法陽性(+)、STS法陰性(-)>となるケースが報告されています 2) 。検査装置で測定するTP抗原法の感度の向上により、STS法よりも早期の梅毒感染を検出できるようになったと考えられています。よって、この判定結果だけで過去の感染と判断することはできません。感染の機会があって、TP抗原法で陽性の場合は、医療機関を受診して確認してください。
※感染の機会から3ヵ月未満の場合は、検査で検出できない場合もありますので、感染していないことを確認したい場合は、3ヵ月経過後の検査をおすすめしています。