B型肝炎検査の解説 こんな時におすすめ・Q&Aや検査法
B型肝炎は、ここが怖い!
- ・B型肝炎ウイルスが性行為で感染し、肝炎の原因となります。
- ・進行すると肝がんになることも
- ・慢性化しやすいタイプのB型肝炎ウイルスが増えてきています。
B型肝炎検査は
こんなときにおすすめ
コンドームを使うのを忘れた!
B型肝炎ウイルス(HBV)は、性行為で感染します。HIVやC型肝炎よりも感染力が強いウイルスです。
新しいパートナーができた
感染力が強いウイルスですので、新しいパートナーができたタイミングでの検査をおすすめします。
ココが違う!
STDチェッカーのB型肝炎検査キット
感度の高いCLEIA法
精密機器を用いた検査で、手作業で行うPA法(凝集法)などよりも感度の高い検査です。
調べる対象
HBs抗原の存在を調べます。
検査の時期
・感染の機会から2〜3ヵ月後に検出されます。
・感染していないことの確認には3ヵ月経過後の検査をおすすめします。
検査物
- ・血液
検査結果のとらえ方
- ・陰性(-):
- HBs抗原は検出されませんでした。感染の機会から3ヵ月経過していれば、感染していないととらえていただけます。
- ・陽性(+):
- HBs抗原が検出されました。B型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。医療機関を受診してください。
イラスト入り説明書&コールセンターサポートで採血も安心
B型肝炎は血液で調べます。採血方法やコツを詳しく説明したイラスト入りの説明書をお届けします。ご不安な場合は、コールセンターでも丁寧に説明。
無料で再検査
採血がうまく行かず、検査ができなかった場合は、無料で再検査ができるから安心です。
※結果通知日より1ヵ月以内
最短翌日に結果がわかる
最短で受付の翌日に結果が分かります。
※休日を挟んだ場合や、他の検査項目とあわせて受ける場合は、もう少しかかります。
B型肝炎検査 よくある質問
- ワクチンを打っていますが、検査できますか?
- STDチェッカーで実施するB型肝炎の検査は「HBs抗原」をお調べするものであり、B型肝炎ワクチンによる抗体の影響は受けません。ただ、ワクチンが効いていたら感染しないので、受ける必要はないと思われます。
- 妊娠している場合は検査したほうがいいですか?
- B型肝炎ウイルスに感染している女性が出産した場合、子どもに感染する可能性があります(母子感染)。妊婦健診で調べられますので、必ず受けるようにして下さい。
- だ液を介して感染することはありますか?
- B型肝炎ウイルスは、感染している人の血液や体液を介して感染します。だ液による感染については、確かなエビデンス(科学的証拠)は無いとされますが、乳幼児に対しては口移しで食べ物を与えるのは避けるよう言われています。
B型肝炎 検査の流れ
B型肝炎ウイルス(HBV)の感染を調べるには、最初に「HBs抗原」を調べます(スクリーニング検査)。
- ・HBs抗原検査は医療機関や自治体でも受けることができます。
- ・STDチェッカーの検査は、医療機関や自治体のスクリーニング検査と同じく、「HBs抗原検査」であり、検査法はCLEIA法です。
陽性(+)となった場合は、次の段階の検査を受ける必要がありますので、専門の医療機関を受診してください。 - ・HBs抗原検査法として、CLEIA法の他、即日検査としてイムノクロマト法もあります。
B型肝炎 検査項目
B型肝炎ウイルスへの感染状態を調べるための検査項目
(ウイルスマーカー)には、以下のものがあります。
- ・HBs 抗原 ― HBs 抗体
- ・HBc 抗原 ― HBc 抗体
- ・HBe 抗原 ― HBe 抗体
HBs抗原
B型肝炎ウイルス(HBV)の外側の殻の部分。
感染を調べる時に、最初に調べる項目です。
- 〈検査からわかること〉
- ・HBVに感染している
- 〈検査法〉
- ・化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)
・化学発光免疫測定法(CLIA法)
・イムノクロマト法(IC法)など
HBs抗体
HBs抗原に対する抗体。HBVに感染し、治った後に検出されるようになります。HBV感染を防ぐ働きがあり、ワクチンを接種すると陽性(+)になります。
- 〈検査からわかること〉
- ・過去にHBVに感染して治癒し、HBVに対する免疫ができている
・ワクチンを接種し、免疫ができている
- 〈検査法〉
- ・化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)
・化学発光免疫測定法(CLIA法)など
HBc抗原
HBVの内側にある殻の部分。検出が難しく、日常検査には取り入れられていません。
HBc抗体(IgM型)
HBc抗原に対する抗体。感染初期にあらわれ、数ヵ月で消えます。
- 〈検査からわかること〉
- ・最近HBVに感染した
- 〈検査法〉
- ・化学発光免疫測定法(CLIA法)など
HBc抗体(IgG型)
HBc抗原に対する抗体。HBc抗体(IgM型)の出現から少し遅れてあらわれ、その後ほぼ生涯にわたって血液中に存在する。
- 〈検査からわかること〉
- ・過去の感染、またはHBVキャリア
- 〈検査法〉
- ・化学発光免疫測定法(CLIA法)など
HBe抗原
HBVが増殖する時に血液中に放出されるタンパク質。HBVが盛んに増殖していることを表します。
- 〈検査からわかること〉
- ・HBVが増殖していて、感染力が高い
- 〈検査法〉
- ・化学発光免疫測定法(CLIA法)など
HBe抗体
HBe抗原に対する抗体。感染を防ぐ働きはありません。
- 〈検査からわかること〉
- ・HBVの量が少なく、増殖力が低下している
- 〈検査法〉
- ・化学発光免疫測定法(CLIA法)など
HBV DNA
HBVの遺伝子。HBVの存在そのものを表します。
- 〈検査からわかること〉
- ・ウイルス量が分かるので、治療の効果を確認できる
- 〈検査法〉
- ・核酸増幅法