性器伝染性軟属腫(ミズイボ)
の解説 症状や感染経路・検査や治療について
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)って、どんな病気?
- いわゆるミズイボ
- 伝染性軟属腫とは、いわゆるミズイボ。小さな子どもに多くできます。
- 近年性行為での感染も
- 以前は、大人の性器伝染性軟属腫は、ほとんどが子どもからの感染でしたが、近年性行為での感染が多くなっています。
- 自然に治ります
- もともとは自然に治る病気で、治療の必要はありません。アトピー性皮膚炎やエイズ患者などでは治療が難しくなることもあります。
どうしてうつるの?
(性器伝染性軟属腫(ミズイボ)の感染経路)
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)は
- 感染した人との直接的な接触で感染します。
- 大人の性器伝染性軟属腫は、子どもからの感染が多いといわれています。
こんなリスクもあります
- タオルやバススポンジを介して間接的に感染することもあります。
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)の症状って?
男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
症状(男女共通)
主な症状の出る場所
- 肛門周辺
- 陰のう
- 陰毛が生えている所
- 女性の外陰部
- 恥丘部
主な症状
- 栗粒〜大豆くらいの大きさで、真ん中にくぼみのあるドーム状のできもの
- 表面は滑らかで光沢がある
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)を解決する
病院へ行く
自然に治る病気なので、特に治療の必要はありませんが、症状が治まらない場合は、パートナーや他の人への感染を防ぐためにも、医療機関の受診をおすすめします。
受診科
男性・女性 | 皮膚科 |
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治療費用は?
診察料 | 3,000円〜5,000円 |
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薬代 | 別途かかります |
※上記は、保険適応でない場合のおおよその金額です。保険適用の場合は、上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)の検査・診断・治療の流れ
検査について
特徴的な症状のため、患部の視診で診断されます。顕微鏡を使って患部の細胞を見る場合もあります。
検査のタイミング
症状が出てからの検査になります。
治療について
ピンセットでつまみとるか、腐食剤の使用、レーザー治療や凍結療法で治療します。
治療の流れ
- 感染していると診断された
- ピンセットでつまみとるかレーザー治療など
- 多くの場合、ピンセットでつまみとることで治します。
イボが大きい場合は、外科的切除やレーザー治療、凍結療法などで治療します。
- 病変部が治った
伝染性軟属腫は、乾燥肌の人に多く、白色ワセリンなどの保湿剤だけでも治ることがあります。
お風呂上がりは保湿剤を使い、タオルの共用やスキンシップは避けましょう。
性器伝染性軟属腫(ミズイボ)の予防について
予防について
残念ながら、コンドームでは予防できません。
感染した人のタオルやバススポンジの共有は避けましょう。