高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)の解説 症状や感染経路・検査や治療について
高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)って、どんな病気?
- 子宮頸がんの原因とされるウイルス
- 高リスク型HPVは、子宮頸がん(子宮の入り口にできるがん)の原因とされるウイルスです。
- とてもありふれたウイルス
- 高リスク型HPVは、性行為の経験がある女性の8割が、一生に一度は感染するとも言われています。また、感染しても、ほとんどは免疫力などによって、自然になくなります。
- 長期間感染が続くと、子宮頸がんになる場合が
- まれに感染が長期間続くことがあり、感染していても症状はなく、気づかないでいると子宮頸がんになることがあります。妊娠や出産に影響したり、場合によっては命にかかわることも!
どうしてうつるの?
(高リスク型HPVの感染経路)
高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)は
- HPV(ヒトパピローマウイルス)はとてもありふれた存在のウイルスで100種類以上あります。そのうちの高リスク型HPV(16型・18型など)が子宮頸がんの原因と言われています。
- セックスなどの性行為によって、皮膚や粘膜が接触することで感染します。
高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)の症状って?
高リスク型HPVに感染しても、症状はほとんどありません。感染が長期間続き、子宮頸がんに進行していくと、症状がでる場合があります。
高リスク型HPV(子宮頸がん)の症状
感染しているだけなら…
- ほとんど無症状
子宮頸がんに進行すると…
- 性交時の出血
- 不正出血
- おりものに血が混じる
- 下腹部の痛み
放っておくとどうなるの?
- 高リスク型HPVに感染しても、ほとんどの場合は免疫力などによって、自然になくなります。
- ごく一部の人で、細胞に変化が起こり、子宮頸がんに進行していきます。
- がんになるのは、感染した人の1%以下と言われています。
高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)を解決する
病院へ行く
定期的に高リスク型HPVと子宮頸がんの検診を
受けることをおすすめします。
受診科
女性 | 婦人科(産婦人科) |
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治療費用は?
診察料 | 3,000円〜5,000円 |
---|---|
検査代 | 3,000円 |
※各自治体の助成制度が利用できる場合もあります。
※上記は、保険適応でない場合のおおよその金額です。保険適用の場合は、上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
検査キットを利用する
高リスク型HPVの感染の有無を調べることができます。
定期的に検査し、陽性の場合は病院へ行って、
細胞の変化がないか調べる、というのもおすすめです。
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郵送検査認定事業者(性感染症分野)
No.JFSHM-2014-001
株式会社アルバコーポレーション
高リスク型HPV(子宮頸がん)の検査・診断・治療の流れ
検査について
HPV検査と細胞診の2種類の検査を組み合わせることで、異変を発見しやすくなります。
主な検査方法
HPV検査 | ウイルスに感染しているか調べる |
---|---|
細胞診 | 子宮頸部の細胞をとって、形が変わっていないか調べる |
検査のタイミング
定期的に検査を受けることが大切です。陰性でも3年ごとの検査がおすすめです。
- 高リスク型HPV検査の解説
もっと詳しく
治療について
高リスク型HPVに感染しているだけなら、治療の必要はありません。定期的に検診を受け、子宮頸部の細胞に変化(異形成)がないか調べる必要があります。異形成やがんが見つかった場合は、その状態に応じて外科的手術や放射線療法が行われます。
高リスク型HPV(子宮頸がんの原因)の予防について
予防について
コンドームだけで完全に防ぐことはできませんが、リスクを大幅に減らせます。
ワクチンについて
HPV感染を予防できるワクチンがあります。HPV感染を予防することで、実際に子宮頸がんを予防する効果があることも分かってきています。
対象者(小学校6年~高校1年相当の女性)は、公費で接種できます。
予防+検診
HPVワクチンを受けていても、定期的に検診を受けることが大切!
高リスク型HPV検査を含む
検査キット
女性におすすめ!
- タイプI(女性用)
- 子宮頸がんの原因となる、
HPV(悪性型)の検査です。