大流行、梅毒
STD診療経験豊富な尾上泰彦先生に、
梅毒についてお聞きしました!
6年で7倍に増加
今、梅毒患者数が急増しています。
2010年は621人だった梅毒患者数が、2016年には、4,559人となっており、わずか6年で7倍に増えています。
2017年は、4月16日時点で1,307人となっており、前年同時期の1,024人を上回っています。
これまでは少なかった、20代の女性での感染が増加していることも特徴的です。
今回の特集では、急増する梅毒について、STDの診療経験豊富な尾上泰彦先生にお話を伺いました。
「キスやオーラルだけ」でも感染
―感染を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
「セックスの時にコンドームを使っていれば大丈夫」と思っている方が多いのではないでしょうか。実際、診察していても、「セックスはしていないのになぜ感染したのでしょう?」と聞かれることがあります。ところが、よくよく問診すると「オーラルセックスやキスはしていた」ということが分かります。
実は梅毒は、「キスやオーラルセックスだけ」でも感染することがあるのです。
性行為をする以上、残念ながらリスクは避けられません。コンドームを使用することは大前提として、このような感染経路もある、ということを知っていただき、心当たりがあるなら検査を受けることが、一つの予防法となります。
「感染したかも…」と思ったら
―もし、不安な行為や症状があって、「感染したかも…」と思ったら、どのように対処すればいいですか?
「感染したかも…」と思うことは、とても大切な「きっかけ」です。
というのは、梅毒の症状はとても多彩で、他の皮膚疾患と似たものもあり、診断が難しい病気だからです。
症状が出たらまだ幸運なくらいで、全く症状がでない「無症候梅毒」の方がかなり多くみられます。症状が出ないと、感染に気づくきっかけがありません。人間ドックや健康診断で受けた検査で見つかることもありますが、そうでなければ、ご自身で感染を疑って検査を受けることが大切になってきます。
心当たりがあるなら、まずは検査を受けてみてください。
もし、症状が出ているなら、医療機関の受診をおすすめします。
梅毒の症状は、性器以外にもあらわれることがあります。泌尿器科や婦人科、皮膚科でも診ていただけますが、性感染症専門の医療機関であれば、全身の症状も診ながら診断できるので、より安心です。
2017年5月15日、尾上泰彦先生が名誉院長を務める、「プライベートケアクリニック東京」がオープンします。
性感染症を専門的に診察。梅毒急増の状況を鑑み、梅毒の診断・治療を行う「梅毒内科」を設け、性感染症の適切な診断・治療に貢献します。
プライベートケアクリニック東京東京都 新宿区 西新宿 7-10-7 加賀谷ビル 3F
JR新宿駅 西口から徒歩5分
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11:00-13:00 | ● | - | ● | ● | ● | ● | - |
14:30-18:00 | ● | - | ● | ● | ● | ● | - |
18:00-20:00 | ● | - | ● | ● | ● | ● | - |
休診日:火曜日・日曜日・祝日