おりものがヘン?
なんだか、おりものの様子がいつもと違う…?
これってSTD?
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そもそも”おりもの”って何なの?
おりものは、腟から出る少しねばっとした液体のことです。個人差が大きいものですが、色は、透明~クリーム色で、少し酸っぱいにおいがすることもあります。
普段から、少しずつ分泌されていて、雑菌などが腟から侵入するのを防いでくれています。また排卵期には、粘りが減ってさらさらに変わることで、精子が子宮にたどり着きやすくしてくれます。
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いつもとちがうおりもの
原因は?
このように、おりものは女性には当たり前のもので、健康な時でも排卵の周期などに伴って、量や粘りなどが変化しています。
ところが、おりものの変化の中には、病気が潜んでいることもあります。
例えば、STD(性感染症)にかかった場合、おりものは以下の様に変化するといわれています。
カンジダ:ヨーグルトのような白いおりもの |
クラミジア:量が多く、サラッとしたおりもの |
淋菌:量が多く、うみっぽい |
トリコモナス:泡状、悪臭 |
細菌性腟症:灰色、悪臭 |
またSTD以外でも、例えば免疫力の低下や、子宮体がん・子宮頸がんなどが原因で、おりものが変化することもあります。
ただし、症状の感じ方にも個人差があり、全く症状が出ない場合もあります。
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おりものがヘンだったら
どうすれば…?
おりものを観察することで、色々な身体の変化に気づくことができます。おりものは、言ってみれば「女性の健康のバロメーター」。
もし、おりものが明らかにヘン、いつもとぜんぜん違う、と思ったら、婦人科を受診してください。
症状はあまり無いけど、不安な行為があった、なんとなく気になる…という場合は、STDチェッカーで検査を受けるのも一つの方法です。
ぜひ普段から、自分のおりものをチェックして、健康管理に役立ててくださいね。