HIV/エイズの実際
ふと思い出す過去の行為、湧き上がる漠然とした不安…。
もしエイズになったらどうなるの?
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HIV/エイズは「治療できる」病気
1980年代、HIV/エイズが初めて発見された当初は、治療法も分からず、感染すると死につながる恐ろしい病気でした。その頃のイメージがあまりに強かったために、現代でも、怖いイメージを持っている人が多いようです。
しかし、その後の医療の大きな進歩により、状況は大きく変わっています。現代では、HIV/エイズは「治療できる」病気になっているのです。
治療は、1日に1錠ほどの飲み薬を飲むだけ。副作用はほとんどありません。薬は毎日決まった時間に飲み続ける必要があるものの、1日1錠ならサプリメントを飲むのとあまり変わらないですよね。
治療の継続によってウイルス量を抑えれば、エイズを発症することはありません。そのため、現在の日本で、エイズが原因で亡くなる人はほとんどいないんです。
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平均余命は
感染していない人とほぼ同じ
さらに、きちんと治療を続ければ、感染していない人と同じくらい生きられることが分かってきています。例えば、20歳で治療を始めた場合、平均余命は78歳。感染していない人とほぼ同じです。
また、治療によって、体内のウイルス量を「検査で見つけられないレベル」まで抑えることができます。これはつまり、他の人に感染させるリスクが極めて小さくなるということです。
感染している人にとっても、そしてそのパートナーや家族、友人にとっても、HIV/エイズは、もはや「安心して一緒に生きていける病気」なのです。